みんなでHoI4をやろう!
導入DLC | No step Backまで |
著者の能力 | 中級くらい |
著者の経験 | 前作HoI2系1000時間以上プレイ、HoI4は1310時間プレイ(執筆時) |
前回のあらすじ
軍拡して戦争の準備をした。
ところで基本的に本稿は、戦争の大まかな進め方について解説するにとどまる。
詳細な軍の運用や兵站については、(簡単にまとめることがかなり難しいので、)別の記事でしっかりまとめる予定だ。
第二次世界大戦開始~フランス戦
ポーランド侵攻時の配置はこんな感じ。
西側全体に歩兵師団のみの軍団を貼り付け、ベルリン東部の突出部に戦車機甲師団を展開。飛び地のオストプロイセンからは騎兵師団が飛び込んでいく。
マジノ=ジークフリートラインは、とりあえず兵だけ置いてあれば、そもそも攻撃をされることすらないので、適当に歩兵24師団を張り付けておく。
ポーランド侵攻唯一の恐怖はイギリスによる海からの強襲上陸だ。
オランダ国境~ハンブルク辺りに仕掛けられることが多いので、防衛用の師団を散らしておく。
最悪前線から引き抜けばよいので、旧オーストリア軍や、軍の編成からあぶれてしまった師団でいいだろう。
連合国との戦いは速度が命なので、強襲上陸にビビッて攻撃力が足りなくなることだけは避けたいところ。
史実通り、1939年9月1日未明に宣戦布告・攻撃開始。
なるべく史実に寄せたいので、イタリアにはまだ戦争に参加してもらわないでおくが、初めてプレイする場合は、絶対にイタリアを参戦させるべきだろう。理由はこの後分かる。
ものの10日でダンツィヒ方面を分断。
殲滅してもいいが、そうすると降伏したときに武器が貰えなくなってしまうので、今回は殲滅を行わず、緩い包囲を継続する舐めプを行っていく。
ちなみに、強襲上陸のリスクを散らすため、申し訳程度に潜水艦による通商破壊と、主力艦隊による打撃任務を北海東部で実施。
慣れてくると分かるが、今回実施しているのは焼け石に水程度の効果しかない戦術なので、操作が面倒であればやらなくてもいい。
(あるいは強襲上陸に悩まされるようであれば、もっとしっかり海軍を運用することをお勧めする)
さて、ワルシャワが落ちればポーランド侵攻はすぐに降伏する。
降伏しない場合は占領範囲が足りていないので、VPのある都市(名前が書いてあるところは概ねそう)を占領しよう。
ポーランドが降伏したら、さっさと西部へ移動。
今回は歩兵軍団をオランダ、機甲師団をベルギーに張り付ける。
その間にMR協定の効果が発動。
下を選んでもそこまで旨味はないので、史実通り上を選択。
ここからは、オランダ・ベルギー通過の様子を続けて紹介。
宣戦布告は、NF「マジノ線迂回」からできるようになる。
(ドイツの場合は手動で正当化を掛けてもいい)
とここで問題発生。戦闘効率が出なくなり、進軍が止まってしまった。
普段のプレイよりもベルギー=フランス国境に連合国の軍隊が多く、お蔵入りを覚悟した筆者だったが、よく考えたらイタリアを参戦させていないため、英仏の全力がここに集まっていることに気付く。
史実でもイタリアはドイツのフランス侵攻中に参戦なので、ここから一緒に戦ってもらうことに。
そうは言っても進軍が鈍いので、F4キーを押して兵站マップを見てみると……
御覧の通り、真っ赤っ赤である。
まずはオレンジ色の補給ハブマークをクリックして、右側に表示される自動車化レベルを最大に。
連合国の空爆及びここ数年のドイツ自身の軍拡によって補給に必要な列車の数が爆増し、その分の列車を生産していなかったから、列車不足に陥っていたため、急いで列車も生産。補給状況の改善に努める。
その後、防御が堅い南側でなく、突破しやすい地形が多い海沿いに機甲師団を集中配備し、突破を図る。
効率は出ていないながらも突破に成功。
その後、ベルギー・オランダに英軍が逆上陸をしてきたハプニングもあったが、パリを落としてフランス戦終了。
少し手間取ってしまったので、急いでイギリス上陸の準備を行う。
イギリス戦
前半で謎の海軍増強をしていた理由は、イギリス戦のためだ。
この時点でドイツ軍は36年式空母を2隻保有。
イギリスに上陸を敢行していく。
上陸作戦を行うには、一定の準備時間が必要だ。
お勧めなのは、準備時間は海軍を安全な場所に避難させ、実際に上陸を開始する瞬間に、全海軍を海域に展開させる。
なぜかというと、上陸作戦は、一瞬でも海域の制海権が規定値を上回れば開始されるが、制海権を取れない場合、永遠に開始されない。
つまり、超強力な海軍を持つ英軍相手に最初から戦いを挑んでいると、こちらの海軍が無くなってしまい、永遠に上陸できない失敗セッションになってしまうわけだ。
この時期のイギリス軍であれば、上陸されても簡単に追い返すことができるので、上陸の一瞬に全てをかけよう。
上陸中に最寄りの港に後詰の軍を待機させておき、港が取れた瞬間に前線貼り付けで移動。動かない場合は、手動でもなんでもいいので輸送を掛ける。
(手動の場合、港にいる軍を選択し、輸送する先の港のマークを右クリックで輸送が開始される)
上陸さえ果たしてしまえば、そこからはもう作業。
今回はロンメル軍団を後詰に送ったので、ロンドンからスコットランドまでを駆け抜けてもらう。
はい。
これにて連合戦終了。
ユーゴスラビアくんには別件でお話があるため、騎兵師団を向かわせています。
閑話休題
DLCで使えるようになる諜報機関を設立。
今回は全く解説しないが、ソ連との戦いを時短する程度しか活用していないので、本記事に則ってプレイをしてみる場合には、あってもなくても同じと思ってもらって構わない。
ユーゴスラビアくんとのお話しが終了。みんなで仲良く分け合いました。
第二次世界大戦の華、独ソ戦
さてこちらも史実通りの日程で独ソ戦開始。
なお今回は、枢軸国の愉快な仲間たちの力は借りず、独力でソビエトを打倒していく。
まずは初期配置。
バルト海からハンガリーまでの範囲に歩兵師団を展開。
攻撃役の機甲師団は、南部からウクライナ方面に攻勢をかけるよう設定。
開戦と同時に南部を一気に突破し、手動操作も加えて包囲殲滅を行う。
独ソ戦に当たって一番重要なのがこの「包囲殲滅」だ。
ソビエトは人的資源では右に出るもののない軍事大国のため、単純な押しあいではいずれ逆転されてしまう。
だが、前線の軍を包囲殲滅によって減らしていけば、徐々にその優位性も脅かすことができる。
今回の例だと30個師団だが、ここまで来ることができたプレイヤーであれば、その30個師団を生み出すのにどれだけの時間がかかるのか、その重要性を理解してもらえるだろう。
逆に言えば、こちらも軍を包囲殲滅されないよう、大胆かつ慎重に行動しなくてはならないことは補記しておく。
さて、30個師団を包囲され、ソ連軍南部方面は大きく戦力ダウン。
キエフ陥落時を引きで見ると、明らかに南部戦線に弛みができていることが分かる。
しかし、キエフのラインよりも東は、兵站が悪化しやすい地域だ。
これはモスクワ近辺の兵站図。
×マークがついてしまっている補給ハブは、鉄道が繋がっていない場所(あるいは、制圧後時間が経っておらず、稼働再開できていない場所)ということだ。
手動で鉄道を繋げることで、補給状況を改善していく。
正直独ソ戦後半は、ソ連軍というよりこの劣悪な兵站との戦いである。
南部ではさらに大規模な包囲に成功。
AI相手なら、この規模の包囲を2回も決めれば勝利は確実だ。
独ソ戦末期の引きの図がこちら。
複数回の包囲殲滅が生まれた中部から南部にかけてソ連軍が敗走しているが、モスクワ(赤い星マーク)から北にかけては堅牢に守られたままであることがよくわかる。
だがしかし、さすがに100師団も失えばソ連軍も要所を守り切ることはできず、モスクワ、レニングラード、スターリングラードの大都市が陥落。
これにて独ソ戦終了。
おわり
さて、割とやらかしもしたわけだが、1942年中に主要な敵を打ちのめすことに成功した。
この後は対米戦を行うも、ユーラシア大陸の制覇に乗り出すも自由。それを行うに余りある国力と、時間がある。
事前に断った通り、この記事は細部を省略しているので、参考に同じことをするのは難しいかもしれないが、記事の一部でも、貴官の作戦立案の一助になれば幸いだ。
それではまた。
『ヴァルハラで会おう!』
前
HoI4まとめ