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初めてアイルランドの伝統ダンスを踊った日のこと

ないたー

 ごきげんよう。ないたーです。

 時は令和7年12月13日。
 杜の都、東北唯一の100万都市、みやげ話はみやぎ話。数多の異名を持つ宮城県仙台市の某所は、その日の平均気温2.0℃という寒さを全く感じさせない熱気に包まれていました。

 ──Céilí.
 およそ大半の日本人に馴染みのない異国語。
 僕にもそれほど馴染んではいない、というのがまだ正しいでしょう。少なくとも日常生活で出会ったことはありませんでした。このときまでは。

 そう、この日は「伊達なケーリー」が開催された日。
 仙台を中心とした実力派アイリッシュプレイヤー6名が集いしケーリーバンド”Castle Grove Ceili Band”がデビューした日。
 そして、僕が初めてアイルランドの伝統ダンスCéilí、すなわちケーリーに参加した日。

 今回はそんな日までの思い出を綴る記事です。

お前も”ダンサー”にならないか?

 すみません、鬼滅は読んだことありません。あと僕は鬼ではありません。もちろん鬼殺隊士でもない。

 さて、僕がすっかりハマってしまったアイリッシュ音楽。
 僕個人としては専ら聴くか吹くかして楽しんでいるものですが、元はと言えばはダンスのための音楽と言われています。(間違ってないよね?正しくないかもしれないけど。)

 薄々そのようなことは知っていながらも、「聴いてるだけも楽し~~」くらいの人間、ましてようやっと楽器に触れ始めてエンジョイしている人間としては、なかなか「ダンスも踊っちゃうぞ~」みたいな考えにはならなかったわけです。

 この際なので白状します。
 冒頭に触れたケーリーバンドが結成した頃の話や、ダンスの練習会が始まったという話を耳にした時も、自分が参加することについては「まだか?まだそのときじゃないか?」という気持ちがありました。正直ね。正直なところね。
 
 いやね、日本の学校教育の悪いところだと思うんですよ(クソデカ主語)。
 ダンスって聞いたらもうアレルギー反応が出るわけです。保健体育の内申点が辛うじて3だったのは「知識・理解」でなんとかしてきたからで、「運動の技能」は最低点かそれの一個上かを彷徨うオタクとしてはですね、ダンス、それも人前でなんてのはもうとてもとても。いやはや。もうあの、これ以上いじめないでください。みたいな気持ちになってたわけです(オタク特有の早口)。

 しかしながら、東北にいながらにして触れたことのないアイリッシュの文化に触れられる千載一遇のチャンス。アイリッシュと名の付くものには何でも触れたいお年頃。
このダンスが苦手かどうかはやってみないと分からない。やってみるしかな~い!

あれ?楽しいんじゃないか?

 アイリッシュの懐の深さたるや。なんで触れるもの触れるもの全部楽しいんだ。

 当日を迎えるまでの間にダンスの練習会に2回ほど参加したのですが、なんというかほんとに、「おや?楽しいか?さては楽しいな?」みたいなじわじわ来る楽しさ。
100mのバンジージャンプの覚悟で飛び降りたら、実は階段1段分くらいしかなかった、みたいな緊張の緩和を感じたというか。

 音楽とダンサー8人が一体となって、スムーズにくるくる回れた時の気持ちよさ、みたいな。
 曲に合わせて体を(というよりは足を)動かすことって楽しいんだ、みたいな。
 日本の学校教育に植え付けられた潜在意識を払拭されていくような、みたいな。

 ダンスというもののジャンルの幅もいろいろあるんだなと思った部分もあります。
どうもさ、我々(やっぱりクソデカ主語)が「ダンス」と聞くと、ストリート風とか身体表現風なのを想像しがちなんですけどね。そのせいで必要以上にハードルが高い気がしますよね。
 あとは我々の生活に根付いているものではないこともあるよね。ダンスが。


 というかあれだな、どういうダンスかがお読みの皆さんに共有されてないな。

CCÉ Japan(アイルランド音楽家協会 日本支部)『アイルランドにはどんなダンスがあるの?』
https://note.com/ccejapan/n/nb9e2110d78d9

 アイルランドのダンスについては、CCÉ Japanさんの記事が間違いないでしょうから、そちらをご覧ください。
僕が知ってることはそこに書いてあることよりも少ないから。

 上記記事の「⑤セットダンス」をご覧いただきますと、僕が経験したものがご理解いただけると思います。

 興味ない人がみたら「それの何が楽しいん?」とお思いになるかもしれませんが、それはどんなことにでも当てはまることです。僕にはストリートダンスの楽しさは見たってわかりませんし。
 けど最近のインターネットっていちいちそこに噛みつかれる風潮がありますからね、先にこうして予防線を張っているというわけです。

当日

 パンパンのままどおるを携えて会場を訪れたわけなのですが。
 これが2つ目の自白なのですが、こんなに人が集まっていたとは思ってませんでした。
完全に舐めていた。ケーリーの力を。”Castle Grove Ceili Band”の力を。

 早速ですが当日の様子をご覧ください。
”Castle Grove Ceili Band”のメンバー、仙台のアイリッシュ音楽プレイヤーRyoさんがUPされていた動画です。

 3つのグループが動いているのが見て取れると思います。男女のペア4組8人が1グループとなっています。「ジグ」と呼ばれる6/8拍子のリズムに乗って実際に踊っている様子です。

 僕も宮城県外からの参加でしたが、ケーリーの講師の方をはじめ、東京圏のみならず長野、愛知や大阪から経験者が大集合していたという盛況っぷり。
トータルで数時間しか練習していない人間には、経験者の皆々様の心強さったらなかったですね。

 そして、「仙台で初めてケーリーやるよ~」という試みにこれだけの人が集まるのかという感動。いやほんとにバンジージャンプを飛ぶ覚悟を決めてよかった。こんなイベントに参加しない手はなかった。参加してみたら思ってたよりハードルは高くなかった、というのはよくある話で、今回もまさにそのとおりでした。

 同じくアイリッシュ音楽を愛する同好の士とたくさん出会えたことも幸せでした。


 当のダンスはどうだったのかというと、思ったよりも踊れて、本当に楽しさ100%の中でのあっという間の3時間でした。
途中で休憩必要かな~と思ってましたが、要らなかった。駆け抜けられました。でも足はマジでパンパンになった。

 数時間とはいえ濃密だった練習(そこからして、講師や経験者の方々に大いにお世話になったことを申し添えます)の成果と、講師の方や経験者さんの手厚いサポート、そしてなにより同じ気持ちでイベントを楽しむ参加者の皆様の心がアツい空気を醸し、高揚感の中に始まり、そのまま駆け抜けていったような気がしています。

 そしてなによりも、バンドの演奏が神。
 冒頭に引用したツイートにも記載があることですが、”Castle Grove Ceili Band”さんはアイルランドの伝統曲に加え、Ryoさんのオリジナルケルト音楽も演奏するケーリーバンドとして発足しています。当然のような伝統曲の演奏の安定感に加えて、そのオリジナル曲たちがなおさら神。
 上のShorts動画もそんなオリジナル曲の1つで、これでケーリーを踊ることが許されたことに感無量でした。個人的には一番胸がいっぱいになった瞬間でした。 

ケーリーの記事はこれで終わりにけーりー、ってな…

 やっぱりアイリッシュと名の付くイベントには参加した方がいい。
 いうまでもありませんでした。

 まだケーリーにチャレンジしたことないというそこのあなた。
身一つで参加できるイベントなので、タオルと飲み物を片手にレッツトライ。

 仙台以外のセッションにも参加してみたいな~と常々思っていますが、さらなる目標。仙台以外のケーリーにもいつか参加してみたいですね。

 最後に、ケーリーの様子をフルでご覧いただける動画を紹介してこの記事を締めくくりたいと思います。

 ではまた。

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