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ないたー
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コロナ体験記②

ごきげんよう。ないたーです。

 この記事は続編です。必ず、コロナ体験記①の「注意事項」をお読みください。さもなくば私が炎上してしまうかもしれません。①で長々と前置きを書いてしまったので、今回は短くしておきます。

 コロナ体験記①はこちらから。


4日目

<症状:発熱(37℃台)、頭痛、咽頭痛、咳、鼻水、倦怠感>

 前日では、立ち上がっていた時間の10倍は寝ないといけない状態でしたが、これが3分の1くらいまでに緩和されました。3日間継続した、長時間寝ていないとつらい状態にちょっと区切りがついたように感じたのがこの日です。

 体温は、測った限りでは38℃を超えることはありませんでしたが、一方で平熱(36℃台)にも下がらないという多少不思議な推移を見せました。体温が相対的に低めになったおかげか、精神的にも余裕が出てくるようになりました。わかりやすく言えば、「ちょっとポケモンやりてえな」とか思う気持ちが湧いたりしたわけです。ちょっとswitchを手に取るなどしましたが、頭が痛かったのでやめました。

 前日あった、唾液を飲み込むのもつらいほどの喉の痛みは多少おさまり、3日目よりは飯を食ってもいいかな、という気持ちもわきました。とはいえ、3日目に記載したとおり私の体は消化器官を稼働させることへ相当な抗議の意を抱いていましたので、欲求ほどの食事は摂りませんでした。

 さて、この日以降少なくとも2週間は苛まれることになった症状、というより状態異常は、思考能力の低下でした。ここでお気を付けいただきたいのは、「頭が悪くなった」ということではないということです。幸い、もともと私の頭はさほど良くはありませんので、なおさらこの点をご心配いただく必要はないわけです。
 思考能力の低下というより集中力の低下、と言ったほうが適切かもしれません。ヘルメットをかぶっているようなもったりとした頭の重さと、紗を一枚通して世界を見ているかのようにくぐもった視覚・聴覚により、頭のどこかで常にぼーっとしている状態が続きました。何か考えようとしていたはずなのにふと忘れてしまうだとか、話しかけられているのに全く頭に入ってこないとか。普段意識するでもなく明らかにできていた水準の日常生活的判断がおろそかになってしまう感覚は非常に怖いものでした。熱が下がって倦怠感も軽減されて以降もしばらく続いたので、特に車を運転する機会には非常に気を遣いました。


 5日目編も書こうと思っていたのですが、これまでの4日間で経過のあった症状が押したり引いたりを繰り返したりだったので、省略しようと思います。5日目以降、少しずつ食事量を増やしながら、体力の回復を図っていったような感じです。

記事に起こすまでの期間が空きすぎてあんまり覚えていないということではないんですよ。決して。

 ほんとですよ?


 最後に、動き回れるようになって、仕方がなく出勤できるようになってからもしばらく継続した状態異常について書き記しておこうと思います。コロナの後遺症と呼べるほどのものかと言われるとやや微妙でしたし、掛かった医者もそうだと明言はしなかったので、後遺症とはこの記事では呼びません。でもコロナに罹って以降、罹る前には無かった状態であることは事実です。

 これまでの内容とおよそ重複することですが、

  1. 頭痛、特に起床時~午前中の頭痛
  2. 思考能力(集中力)の低下

の3つが挙げられます。

 ③については、職場に復帰したこともあり、そんな悠長なことを言っている場合ではなくなった結果半分は気合で解消したような部分もありますが、①と②はさすがにそうもいっていられず、回復には医者の力を借りました。

 ①については、2ヶ月くらい引きずったような気がします。しばらく毎朝バファリンを飲む日が続きました。朝起きると同時に目を開けたくないようなガンガン締め付けてくる頭痛に襲われ、起き上がれないというか起き上がりたくないというか……みたいな体調のまま、とはいえコロナで長期休暇を取ってしまった手前これ以上休みたくもないしなぁという仕方がない気持ちで何とか身を起こす日々。あまりにも続くので、精神的な不良というか、職場へ行きたくなさすぎるための拒否反応ではないかという余計なことまで考えだす始末でした。幸いそうではなかったようです。(では行きたいのかというのはまた違う話。)

②も、薬を処方されてもなお1か月くらいは続きました。比較的時間を選ばず、朝から夕方まで出るときは出る、といった感じでした。これに関しては、一日中出る状態は収まったものの、以降も時折やたら咳が出る日があるようになりました。ここまでくるとコロナは関係ない気もしていますが、コロナ前はそんなことはなかったという例です。


さて、長きにわたって――それは文章量的にも記事の更新期間的にも――記録してきた体験記は以上でおしまいです。

 記事を更新するより先にわが国ではコロナの取り扱いが変わり、世の中は自粛や制限から解放されてしまいました。不思議なことに、5類になって以降身の回りで罹患した人がぽつぽつと出るようになりました。周囲の人間は一様に「コロナの性質が変わったわけじゃないんだねぇ」などと話しています。当たり前です。昨日まで会議と呼んでいたものを明日からミーティングと呼んでも中身は何一つ変わりません。呼び方や扱いを変えて満足するのに全く意味がないことは考えなくても理解できることですね。呼び名を変えたことに意味を持たせるには、呼び名以外の部分を変える必要があります。
 おっと、もうエンディングだというのに個人的思想が強くなってしまいました。大変失礼しました。

最後に皆さんにお伝えできることはただ一つ。

 「コロナには絶対に罹らない方がいい」

ではまた。

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